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自転車で延暦寺目指す 大津で26日、初の比叡山ヒルクライム
2011年6月7日
 自転車で坂を駆け上がるスポーツ・ヒルクライムの「2011比叡山ヒルクライム大会」(実行委員会主催)が26日、大津市の自動車専用道路・奥比叡ドライブウェイで初めて開かれる。世界文化遺産に指定されている比叡山延暦寺までを自転車で登る初の試み。コースは10・9キロのうち8・4キロ。約1500人が参加する予定で、実行委員会は「大津を代表するスポーツイベントに育てたい」と意気込んでいる。

 「ヒルクライム」は丘を登るという意味で、ロードバイクなどスポーツ用自転車で坂を登り、タイムを競うスポーツ。平地や下り坂も走るほかの自転車競技と違い、登り坂のみが対象。タイム以外にも、眼下に望む風景を楽しむことにも重点が置かれ、近年人気を集めている。県内では平成20年から、自動車専用道路の伊吹山ドライブウェイ(米原市)で毎回2千人規模の大会が開かれている。

 ひそかなブームを受け、大津市と比叡山延暦寺などが今年2月に実行委員会を組織。観光客呼び込みをねらい、6年に世界文化遺産に登録された比叡山延暦寺までをつなぐ奥比叡ドライブウェイをコースに選んだ。ドライブウェイは琵琶湖や大津市街を一望できるため、絶好の夜景スポットとして県内外の観光客らに親しまれている。

 全10・9キロのうち、大津市と京都市を結ぶ県道から比叡山頂までをつなぐ8・4キロ(仰木料金所〜峰道レストラン)を走行する。最大標高差は487メートルあり、平均斜度は4・2度。車で登ると緩やかだが、「自転車で登ると、かなりきつく感じる」(大津市観光振興課)という。

 県内外の約1500人が参加する大会では、タイムを競い合う「ロードレーサーの部」と、10歳以上なら誰でも参加できる「オープンの部」に分かれている。

 大津市観光振興課の山口晃二課長は「自然豊かな比叡山でスポーツ競技を楽しむとともに、琵琶湖など滋賀県らしい景色も一緒に楽しんでほしい」と呼び掛けている。
産経新聞


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