高島市美術協会展が29日から滋賀県高島市安曇川町の藤樹の里文化芸術会館で開かれる。書、絵画、工芸、写真、立体作品の約80点の力作が並ぶ。
高島市展で5回以上入選したことのある市民100人が会員。協会展は年2回開かれている。28日は会員たちが作品を搬入した。
枕草子の冒頭部分や、金子みすゞの詩「こだまでしょうか」をしたためた書、琵琶湖や花を美しく撮った写真、風景画、抽象画、初孫を描いたほのぼのとした絵などが並んだ。
また、香りの良いせっけんで食器をかたどり、はかなさを表した作品や、お手玉を床面に配して「思い出」をイメージさせる立体作品などもあり、さまざまな表現を味わえる展覧会になっている。5日まで。月曜休館。 |