大津市は26日、不要になった生活用品を再使用してもらうための拠点施設「(仮称)大津リユースセンター」を、同市木戸の旧北消防署志賀分署に開設する方針を市議会生活産業常任委員会で明らかにした。不要品の展示のほか、環境啓発にも役立てる計画で、本年度中の開設を目指す。
リユースセンターはごみ減量が目的の市内では初めての試み。市民からベビーカーなどの子ども用品や家具、自転車などを無料で受け入れ、センターで展示して必要な人に引き渡す。破損や汚れのないものが基本だが、自転車などは簡単な修理を施すという。
また、市民が壊れたオモチャを修理する体験教室などを開催し、物を大切に使う意識を啓発する。
昨年4月に木戸市民センター内に移転した北消防署志賀分署の旧施設を活用。2階建て延べ床面積775平方メートルの建物をリユース品の展示室などに使う。
市廃棄物減量推進課は「建物自体もリユースする。リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の3Rを推進する拠点にしたい」としている。 |