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棚田オーナーが田植え体験 高島・畑地域で作業
2011年5月16日
 好天に恵まれた15日、「日本の棚田百選」の滋賀県高島市畑地域の水田で、県内や京阪神から家族連れで訪れた「棚田オーナー」たち約300人が、田植え作業を行った。

 オーナー制度は、棚田の保全と地域活性化を図るため2000年から始めた。1組あたり約1アールの田で、あぜ塗りや田植え、草刈り、収穫を行う。今年は82組が参加した。

 参加者は、主催の畑棚田保存会の農家に習いながら、さっそく苗の手植えに取り組んだ。一生懸命に励む大人の回りで、泥遊びをしたり、カエルやイモリを捕まえたりして楽しむ子どもたちの姿もあった。

 昼食には、地元住民がもちやおにぎりを振る舞い、交流を深めた。

 3歳から7歳の子ども3人と夫婦で初めて参加した京都市上京区の公務員西川武士さん(32)は「植えて刈るまでの作業を体験したくて、申し込んだ。素晴らしい棚田の景観で、子どもたちも楽しめて満足です」と話していた。
京都新聞


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