滋賀県が25日発表した2010年国勢調査に基づく県の人口は、05年の前回比2・17%増の141万272人だった。県南部を中心に住宅開発が進み、同2万9911人増えた。国勢調査では初めて140万人を突破したが、増加率は鈍化傾向が鮮明で、南北格差も広がっている。
県の人口は、1965年の調査以来10回連続で前回を上回った。人口が増えたのは9都府県で、関西では大阪府と滋賀県だけだった。増加率は東京都、神奈川、千葉、沖縄県に続く5番目で、人口順位は前回の31位から28位に上昇した。ただ県の人口増加率は前回を0・62ポイント下回り、1975年の10・77%を最高として80年から7回連続で低下した。 |