空から降る雪が雨に変わり、草木が芽生えるころとされる二十四節気の一つ「雨水」の19日、湖国は朝から快晴に恵まれ、幹線道路では行楽地へ向かう車で混雑した。
彦根地方気象台によると、大津市で最高気温が9・9度(平年7・9度)、甲賀市信楽で9・8度(同6・5度)を記録。県内各地で3月上〜中旬並みの陽気となった。
高島市今津町弘川にある湿地では、ザゼンソウが花を咲かせ始めた。広さ約5千平方メートルの湿地には3千株ほどが自生。平地としては国内最南端の群生地として知られる。今年は積雪が多く、26、27日に開かれる「今津ザゼンソウまつり」に備えて、8日に地元住民らが除雪を行った。
同気象台によると、しばらくは天候が安定して、平年を上回る暖かさが続くという。 |