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京極氏の歴史、菩提寺住職が紹介 高島で講演
2011年2月9日
 浅井三姉妹の次女「お初」が嫁いだ戦国武将京極高次の菩提(ぼだい)寺、徳源院(滋賀県米原市清滝)の山口光秀住職(63)が8日、高島市勝野の高島公民館で「佐々木京極氏と徳源院」と題して講演した。

 県内の観光ガイド団体でつくる「淡海観光ボランティアガイド連絡協議会」が、高島ブロックの研修会として催し、市民を含む約60人が参加した。

 山口住職は、宇多天皇の子孫の佐々木氏が伊吹山麓に住み、鎌倉時代に京都の京極高辻に館のあった家系が、「京極の佐々木さんという意味で『京極』と呼ばれるようになった」と説明した。

 京極氏の家臣だった浅井氏が戦国時代に勢力を伸ばし、主従が逆転した経緯も紹介。戦に敗れた高次が、姻戚関係も力にして、高島の大溝城主から出世していった様子を語った。山口住職は「京極氏は、何度も危機に直面しながら、守護大名から戦国大名、江戸期の大名へと発展した」と、その特異さを指摘した。国指定史跡の徳源院の四季の姿も紹介した。
京都新聞


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