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講書始め:中江藤樹の遺徳伝える 市長ら参列
2011年1月12日
 江戸初期の儒学者で陽明学の祖とされる中江藤樹の遺徳を伝える新年の儀式、講書始めが11日、高島市安曇川町上小川の藤樹書院で行われた。西川喜代治市長と高橋博志教育長、藤樹の教えを伝える藤樹会会員ら約70人が参列し、近江聖人に思いをはせた。

 同書院は、出身地に戻った藤樹が弟子らに儒学を教えた講堂。広間奥の祭壇には、藤樹と妻らが祭られ、仏教の位牌(いはい)に当たる神主(しんしゅ)が置かれている。
 講書始めは、同書院保存などにあたる財団法人藤樹書院の玉垣勝理事長の献酒で始まり、参列者が次々に焼香。藤樹は、孔子が説いた孝道を門人が書き留めたとされる「孝経」を朝夕読んでいたといい、拝誦(はいしょう)では冒頭部分を高橋教育長の先導で参列者全員が音読して、学びの志を新たにしていた。
毎日新聞


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