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半世紀ぶり窯復活 あす「炭出し」 滋賀・高島市マキノ町
2010年11月19日
 少子高齢化が進み、65歳以上が過半数を占める限界集落として知られる高島市マキノ町野口区で、炭焼き窯が半世紀ぶりに復活し、初めて炭を取り出す「炭出し」が20日、区内で行われる。

 高島市によると、野口区はかつて住民の9割が炭焼きで生計を立てていたが、昭和30年代、ガスや電気が普及し、炭焼きに携わる人が激減した。近年は少子高齢化も加わり、後継者不足も表面化。炭焼きを経験している人は、少数の高齢者のみになっている。

 市は炭焼き技術が途絶えることに危機感を抱き、地域活性化の意味も込めて先月、区民らによる窯作りに取り組んだ。初めての火を入れる「窯打ち」も行い、約50年ぶりに区内の窯から炭焼きの煙が立ちのぼった。

 今月20日に行う「炭出し」は、焼けた炭を窯から取り出し、完成品にする。

 「炭出し」は午前8時から、湖国バス「国境」停留所付近の山林内で行われる。申し込みはいらず、だれでも参加でき、費用は無料。

 問い合わせは、市市民活動支援課((電)0740・25・8526)。
産経新聞


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