地酒など発酵食品の蔵元が多い高島市の商工会が、地元食材を使った「おもてなし料理」のレシピを競う「発酵するまち、高島。うまいもんグランプリ」を初めて実施する。発酵学者の小泉武夫・東京農業大名誉教授が審査委員長を務める。
高島市は、造り酒屋5社、しょうゆ醸造所2社、酢の醸造所1社と発酵食品の製造が盛ん。恵まれた水と食材を生かしてご当地メニューを作り、誘客につなげる狙いでグランプリを企画した。
レシピの募集は12月15日まで。和・洋食、丼、鍋、デザートなどの種類、応募者の居住地は問わない。高島市産の米や野菜、果物、湖魚、肉などの食材、しょうゆや酒、みそ、酢など調味料、湖魚やサバを使った加工品などから1品以上をメーン食材に使い、「高島に来たらぜひこれを食べてほしい」という発想で考案したメニューを評価する。
高島市が定めた「ニゴロブナの日」の来年2月5日に審査を行う。上位6点の入選作は市内の飲食店や宿泊・観光施設で共通メニューにしたり、レシピ集を配ったりする。
市商工会メニュー開発部会長の伊庭盟代さん(67)は「食材を生かし、高島の良さを引き出せるようなレシピを期待しています」と話す。申し込みは所定の用紙で高島市商工会TEL0740(32)1580。 |