「みんなで遊びにおいでヨ!びわ湖高島スノーパラダイス」をうたい文句に、滋賀県高島市にある朽木、箱館山、マキノ、国境(くにざかい)高原の4スキー場が、市内の宿泊施設と提携して「滞在型スキー観光」PRに乗り出す。暖冬やレジャーの多様化のため、10年間で半減した利用客を取り戻す狙いだ。
昨シーズンの高島市へのスキー客は計15万人。宿泊客は4千人程度とみられる。4スキー場は昨秋、市スキー場協議会を設立し、共同で宣伝を始めた。
今季は、市内35のホテル・旅館・民宿と提携し、各スキー場のリフト券付き宿泊プランをとり入れてもらったり、客層に応じたゲレンデの紹介をしてもらう。パンフレットも新たに作製。11月に大阪、12月に京都でPR活動をする。
スキー場協議会は、長いゲレンデの国境高原、家族や山歩き向きのマキノ、眺望のよい箱館山、朽木と、それぞれに特徴があると説明し、「年齢層やレベルに応じてスキー場を選びながら、湖西の食や温泉を満喫できる滞在型の利用を広めたい」という。 |