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田舎暮らし体験会、高島市が初の受け入れ事業
2010年10月26日
 農村への移住を考える人が農家に泊まり、住民や移住経験者からアドバイスを受ける「田舎暮らし体験会」を高島市が初めて、同市畑で11月13日から1泊2日で催す。地元では、習慣や決まり事を「地域の教科書」にまとめ、受け入れに備えている。

 畑区は、旧高島町域の最西部にある「日本棚田百選」の地。住民約110人で、65歳以上が半数を占める。市内への移住促進に向けて市が昨年度始めた地域の教科書作成事業を使い、ガイドブック「この1冊で畑地域がわかる!」を作った。農業や社寺の年間行事、区費、歴史や気候、買い物や交通の事情などをこと細かに、A5判39ページにまとめた。

 体験会は、教科書の活用第1号。初日は、棚田の斜面を実際に歩いて農家の話を聞き、賃借できる集落内の空き家2軒を見学して、農家5軒に宿泊。2日目は住民、移住や就農の経験者と話し合う。

 教科書作成に携わった市の若者定住協力員南條智彦さん(27)は「地元の習慣や魅力、苦労をよく知った上で移住を考えてほしい」と話す。参加費は大人9800円、子ども(4歳〜児童)6800円。定員15人。申し込み締め切りは29日。問い合わせは高島市市民活動支援課TEL0740(25)8526。
京都新聞


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