高島市鹿(しし)ケ瀬の矢盛義信さん(85)が、生まれ育った鹿ケ瀬と隣の黒谷地区の歴史と古里への思いをつづった「ふるさとの山河−抒(じょ)情詩で綴(つづ)る」を自費出版し、12日、同市に寄贈を申し出た。
矢盛さんは40代から自己の一代記にしようと文章を書きため、古里の歴史も調べていたという。妻千鶴子さん(80)が情報提供するなど側面から支え、8年前に「ふるさとの山河 鹿ケ瀬村と黒谷村の空の下で」を出版。今回は、物語風につづったり、自身のエッセーをはさみ、続編として出版した。
矢盛さんは「読む方に共感してほしい。本は無料で提供する」と話している。連絡先は矢盛さん(0740・37・0502)。 |