◇「餌提供に協力を」
スズムシが大好きな高島市職員、桂田孝司さん(56)が今年も同市今津町上弘部の自宅で大量のふ化に成功し、成虫となって涼しげな美しい音色を奏でている。同町の琵琶湖周航の歌資料館に1ケースを置き、希望者に無料で分けている。
桂田さんは数年前からスズムシの飼育を始め、庭に放つなどしていたが、大勢の人に音色を楽しんでほしい、と2年前から無料配布している。自宅飼育室には大きなプラスチックケースが7個あり、無数のスズムシが餌に群がり、「リーン、リーン」の大合唱。資料館へは随時補給している。
希望者は容器持参で同資料館へ。「スズムシの飼い方」のチラシも用意した桂田さんは「猛暑でもスズムシは元気だが、餌用の自宅菜園のナスの育ちが悪く、提供に協力を」と話している。問い合わせは同資料館(0740・22・2108、月曜休館、20日は開館し21日休館)。 |