赤い大鳥居が湖中に建つ高島市鵜川の白鬚(しらひげ)神社(梅辻春樹宮司)の秋季大祭が5、6日開かれる。全国の白鬚神社の総本宮を誇り、子の成長と長寿を祈る400年の伝統を持つ「なるこまいり」の祭事で知られる。
「なるこまいり」は数え年2歳の子に、本名とは別の名をもらいに神社に参る祭事。家族は3日間、「神様からいただいた名」でわが子を呼び、長寿を祈るという。梅辻宮司は「男の子、女の子の名をそれぞれ300ほど準備した。少子化の影響もあるが、遠方の息子・娘夫婦に代わって参詣する祖父母もいてにぎわう」と話す。
初穂料はお守り付きで3000円(祈とう込みで4000円)。同神社は駐車場が狭いため、5日はJR湖西線安曇川−近江高島−北小松駅間に臨時シャトルバスが約30分間隔で運行される。問い合わせは同神社(0740・36・1555)、江若交通安曇川営業所(0740・36・1371)。 |