| 地域の風習語り継ごう 高島の老人会が初の催し |
| 2010年8月24日 |
| 地域の風習や歴史を語り継ごうと、滋賀県高島市安曇川町田中の沖田老人憩いの家で２３日、「昔を語り合う地蔵盆展」があった。 都会から帰省している若者が比較的多いこの時期に合わせ、沖田老人会が初めて企画した。会場には、昭和初期の暮らしを再現した絵図をはじめ、馬のくらや、火鉢、てんびんなど、昭和３０年ごろまで実際に使われていたという民具計約５０点を展示した。 語り部役の岡島宇平さん（７９）は「子宝や豊作を願う『猪子（いのこ）』という風習があったんやで」などと、身ぶり手ぶりを交えて子どもたちに語り掛けた。子どもたちは、田んぼや清らかな川が描かれた絵図を見ながら、自分たちが生まれた地域の昔の風景を想像しているようだった。 |
| 京都新聞 |
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