琵琶湖淀川水系の環境保護に取り組んでいる市民団体のメンバーや学生などが集う「近畿水環境交流会in高島」(同実行委員会主催)が31日、滋賀県高島市勝野の憩いの里湖西で開幕した。参加した約100人が活動紹介などを通じて親交を深めた。
交流会では、高島市針江で活動する針江生水の郷委員会や桂川流域ネットワーク(京都市)、淀川愛好会(寝屋川市)など計6団体のメンバーが日ごろの活動を紹介した。
針江生水の郷委員会の石津文雄さん(62)は「針江は弥生時代から続く集落だ。わき水を炊事に利用する川端(かばた)がある。針江大川の清掃や村祭りが活発に行われている。また近年は、竹やぶを再生させ、ホタルが復活するなど、環境保全に対する住民の意識も高い」と報告した。
1日は針江に移動し、湖岸の清掃をはじめ、水質調査や野鳥、水性生物の観察を行う。 |