カバタに象徴される水辺の文化が今年、国の重要文化的景観に選定された高島市新旭町針江地区で18日、住民ら約70人が針江大川の河口部「中島」で藻刈り大清掃を行った。
針江地区を貫く大川はカバタから流れ出る水を集めて琵琶湖へ注ぐ。内湖のように広がる中島は「三五郎さんの舟着き場」として知られるが、外来種のオオフサモが繁茂して水路をふさぎかねず、伝統の文化維持へ4年前から除去している。
藻刈りは生水(しょうず)の郷(さと)委員会(山川悟会長)と針江区(伊藤完治区長)が合同で実施。ボートを7そう用意し、大型のカマで1部屋分くらいの大きさに切り取ってえい航し、ショベルカーで引き揚げる方法も取った。 |