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“田植え”いきいき体験 高島の児童と大津の園児
2010年5月28日
 地域の伝統産業である稲作を学ぼうと、高島市今津町日置前の今津北小5年生が27日、田植えを体験した。

 多くの水田が残る同小学区でも、田植えを経験したことがある児童は1割に満たないという。学校に隣接する水田で、地元老人会のメンバーが手ほどきし、20人がもち米品種の苗を植えた。

 昭和30年代まで使われていた「わく」と呼ばれる道具で線を引いた後、田に素足で入った児童たちは、ぬかるみに足を取られて尻もちをつくなど大苦戦。それでも慣れてくると手際がよくなり、約1時間で約13アールを植え終えた。

 9月下旬に稲刈りし、来年1月にもちにして味わうことにしている。

 また、大津市桐生1丁目の正休保育園でも園児が、地元農家に教わりながら、同園に隣接する水田で田植えを体験した。

 水田を管理する農業鈴鹿政秀さん(38)=大津市中野1丁目=と同園が、園児らに自然に触れてもらおうと企画した。鈴鹿さんの手ほどきで、園児約30人が水田約1アールにもち米を植えた。

 園児は水田にはだしで入って、大はしゃぎ。横一列に並んで、苗を丁寧に手植えした。できたもち米は、園児が収穫し、もちにして食べる予定。

 鈴鹿さんは「この地域は昔から米の産地であり、子どもたちに米について関心をもってほしい」と話した。
京都新聞


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