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「針江・霜降の水辺」を選定 重要文化的景観 文化審答申
2010年5月21日
 国の文化審議会(西原鈴子会長)は21日、「高島市針江・霜降の水辺景観」を重要文化的景観に選定するよう川端達夫文部科学相に答申した。全国20番目で、滋賀県では「近江八幡の水郷」「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」に次いで3番目。同一市で2カ所目の選定は全国で初めて。

 答申されたのは、水路が張り巡らされた針江・霜降の集落、集落を流れる針江大川、水田、ヨシ群落、琵琶湖の一部の計295・9ヘクタール。多くの民家には、川端(かばた)と呼ばれるわき水をため込んだ独特の炊事場がある。住民はわき水を生水(しょうず)と呼び、川端に神棚を設けるなど、伝統的な暮らしを守り、集落から琵琶湖へと連続した水環境の保全を進めている。琵琶湖周辺の生活文化を理解する上で重要な地域と評価された。

 また、同審議会は史跡紫香楽宮跡(甲賀市)に3遺跡を追加するよう答申した。
 京都では、奈良時代に平城京へ瓦を供給した史跡「歌姫瓦窯跡」(木津川市・奈良市)に木津川市の4カ所の瓦窯跡を追加し、史跡の名称が「奈良山瓦窯跡」に変更される。
京都新聞


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