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GW:満喫 東近江/高島/大津/甲賀/近江八幡/守山
2010年5月5日
 快晴に恵まれた4日は県内各地で祭りやイベントが催され、神社の氏子らが活躍。大勢の家族連れが行楽に繰り出し、ゴールデンウイーク(GW)を満喫した。
 ◇伊庭の坂下し 勇壮さに拍手−−東近江
 東近江市の繖山(きぬがさやま)の山腹にある繖峰三(さんぽうさん)神社から、重さ約400キロの神輿(みこし)3基を引きずり下ろす「伊庭の坂下し」が4日あり、勇壮な神事に岩場から大勢の観客がかたずをのんで見守った。
 五穀豊穣(ほうじょう)を祈り江戸時代後期から伝わる近江の奇祭。前日、同じ坂道を同神社まで引き上げた神輿を、白装束姿の氏子の若者が標高差170メートル、約500メートルの斜面を約4時間かけ引きずり下ろした。
 傾斜45度の難所「日本松」では、「初山(はつやま)」と呼ばれる16歳の少年1、2人を神輿の先頭に乗せ「せーの」で一気に4、5メートル下に降ろすと、岩場にしがみついて見守った観客から「うわぁ」という悲鳴が上がり、無事を見届けると盛んな拍手が送られた。

 ◇新緑の中「奴振り」 大荒比古神社で七川祭−−高島
 高島市新旭町安井川、大荒比古神社の例祭で、奴(やっこ)姿で長い青竹の的などを抱えて練り歩く「奴振り」が珍しい「七川祭」が4日、同神社一帯で繰り広げられた。
 奴は藤色の半纏(はんてん)姿で、3メートルの青竹の先にひし形の的を付けた「的練り」12人と樽(たる)を担ぐ「樽振り」2人。しずしずと参道の馬道を進み、飾り立てた馬の列などが続いた。
 馬の宮参りや流鏑馬(やぶさめ)もあり、七百数十年の歴史を持つ「湖西最大の馬祭り」に、大勢の見物客が桟敷席に陣取るなど静かな田園地帯は終日にぎわった。

 ◇ゆるキャラ7体盛り上げ やちにゃん、ひこちゅう、京都からキララちゃん−−大津
 大津市打出浜の大津パルコ前に4日、滋賀と京都のゆるキャラ7体が駆けつけ、GWを盛り上げた。参加したのは、やちにゃん(彦根市)▽ひこちゅう(同市)▽ドウタクくん(野洲市)▽ちま吉(大津市)▽匠ポン山先生(甲賀市)▽にんじゃえもん(同市)▽キララちゃん(京都府京田辺市)−−。特製の「クレジットカード」でおもちゃや本を買って買い物客にプレゼントした。大津市比叡辻2の会社員、佐々木敏明さん(45)と買い物に来た二女英(はな)ちゃん(5)は「キララちゃんが可愛くて大好き。握手できてうれしい」と笑顔だった。

 ◇「春の陶器市」きょうまで−−甲賀
 甲賀市信楽町の県立陶芸の森「太陽の広場」で、同町内外の陶芸家・工芸家による春の陶器市が開かれている。5日まで。
 約100人の作家が42のブースを出店。食器を中心に個性豊かな作品がズラリと並び、来場者らは見入っていた。友人と3人で出展している京都市左京区の陶芸家、川嵜貴生さん(26)は「信楽は町全体に団結力があり、すごいと思う。さまざまな食器がそろっているので見に来てほしい」。午前9時〜午後5時。入場無料。問い合わせは陶芸の森(0748・83・0909)。

 ◇愛きょうあるムベの花満開 大嶋・奥津嶋神社−−近江八幡
 近江八幡市北津田町の大嶋・奥津嶋神社境内のムベの花が満開となった。ピンクがかった白い花が高さ2メートルほどの棚にびっしり咲いている。同神社の裏山に昔から自生。アケビ科の植物で、実は不老長寿の果物とも言われ、花は無数に咲くが実となるのは万に一つという。
 天智天皇がこの地を訪れ、長寿の老人に秘訣(ひけつ)を聞いたら「この実を食べているからだ」と答え、食した天皇も「むべなるかな」と答えたのが名のおこりと伝えられる。一時途絶えたが、02年から再び皇室へ献上している。

 ◇美術展「HAIZAI☆ART」 きょうまで日照山東光寺−−守山
 守山市幸津川町の日照山東光寺で、廃材を使った美術展「HAIZAI☆ART」が開かれている。入場無料、5日まで(午前10時〜午後4時)。
 関西で活動するアーティストらによる「守山野外美術展〜お寺deアートin東光寺」の3回目。寺の屋根をふき替えた際に出たかわらで作った竜や、古着やはきつぶした靴を利用したアートなど多彩な作品が並ぶほか、空き缶やペットボトルで楽器を、買い物袋でこいのぼりを作るワークショップもある。
毎日新聞


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