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ほら貝の音色 春告げる  大津で「比良八講」
2010年3月27日
 湖国に春の到来を告げる行事「比良八講」が26日、大津市内で行われた。延暦寺の僧侶や比良修験道の行者らが、ほら貝を吹きながら浜大津地区を練り歩いた。琵琶湖岸や湖上でも法要を営み、湖上交通の安全と湖の浄化を願った。

 一行約50人は午前8時45分ごろ、同市長等3丁目の本福寺を出発。「ボオー」とほら貝の音を響かせながら商店街などを通って浜大津港まで歩いた。

 港には祭壇が設けられ、般若心経を唱えて法要を営んだ。参拝者約450人が乗った船上から比良山系の打見山にわく「法水」を琵琶湖に注ぎ、水難者の鎮魂を祈った。同市南小松で船を下りると湖岸で記念植樹や護摩法要も行った。

 比良八講を境に比良山系から吹く寒風がやみ、春が訪れるとされる。この日の県内の最低気温は氷点下1・0度と冷え込んだが、市中を練り歩く恒例行事は春が間近に迫っていることを感じさせた。
京都新聞


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