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高島に小中一貫校 公立で県内初、1日開校
2010年3月24日
 滋賀県高島市勝野の高島中と高島小は4月1日、義務教育の9年間を4・3・2年制の3段階に分割する小中一貫教育校「高島学園」を開校する。県教委によると、県内の公立小中学校で小中一貫教育校は初めてという。

 高島市教委によると、学園は従来の6・3年制を新たに4・3・2年制の3段階に見直す。学習指導要領の枠内で小学5、6年と中学1年を第2段階と位置づけ、同小校舎で包括的に指導する。

 市教委は、小中学校の垣根を低くすることで子どもたちの成長を心身面から継続的にフォローでき、中学進学時に起きがちな不登校や学習意欲の減退を減らすことができる、と期待している。

 さらに「確かな学力と豊かな心を身につけ、たくましく未来を拓(ひら)く子どもの育成」を学園の教育目標に設定。児童会と生徒会、全校集会、学習発表会、運動会、教員合同研究会などで児童、生徒、教職員の交流を積極的に進める、としている。

 通学区域は従来通り旧高島町全域。来年度は54人が入学し、児童生徒数は計545人になる見込み。4月9日に開校式、同30日に記念式典を行う。

 両校は2007年度に文部科学省の小中一貫研究校に指定された。隣接する立地条件を生かし、統一した教育目標の設定▽6、3年制の見直し▽教員、児童、生徒の交流−などに取り組んできた。
京都新聞


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