滋賀県高島市安曇川町上小川出身で、江戸時代初期の儒学者中江藤樹の生誕日(3月7日)を前に、同市内の小学3年生が将来の志を立てる「立志祭」が5日、市内の小学校などで行われた。
立志祭は、中江藤樹が9歳で学問を始めた、と言われていることにちなみ行っている。1908年から続く同町の行事だったが、一昨年からは市内の全小学校(16校)が行っている。
同町青柳の藤樹の里文芸会館には、同町にある4小学校の3年生計104人が集まった。児童を代表して10人がステージに上がり「イチローのようなプロ野球選手になりたい」、「柔道選手になり金メダルを取りたい」、「医者になって病人を助けたい」「人の気持ちが分かる大人になりたい」など、大きな声で将来の夢をいきいきと発表した。 |