滋賀県安土町の安土城考古博物館で30日、湖西地域に伝わる仏像や絵図など約120点を展示する企画展「湖西の風土と遺宝−高島郡を中心に」(同博物館主催)が始まった。
県内の旧郡単位で地域の文化財などを展示している企画展の一環で、今回は湖西地域を取り上げた。
洞照寺(高島市)の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)(平安時代、重要文化財)をはじめ、聖徳太子の一生を描いた絵図、室町時代や鎌倉時代作の木製の狛(こま)犬など、地域の寺社に伝わる、さまざまな宝物や文化財を展示している。
訪れた高島市安曇川町の宮司伊藤範仲さん(75)は「これだけ立派な湖西の文化財があるのだからしっかりと伝承していくべきだ」と話していた。
4月4日まで。午前9時〜午後5時。月曜休み(ただし3月22日は開館し同23日休館)。大人450円、高校・大学生250円。同博物館TEL0748(46)2424。 |