今が旬の湖西の不動産情報掲示板
コハクチョウ、無農薬水田に憩う 高島・新旭の農家 笑顔で見守る
2010年1月23日
 完全無農薬栽培を行っている滋賀県高島市新旭町針江の水田に、コハクチョウが飛来するようになった。同町では以前から琵琶湖に飛来する姿は見られたが、水田で羽を休めるのは珍しいという。

 飛来地は、農業石津文雄さん(62)の水田。石津さんは15年前から、約5ヘクタールで完全無農薬、有機栽培で米を育てている。4年前からは野鳥や微生物、藻類が繁殖でき、土が肥えるようにと、12月以降の冬場も田に水を張る冬季湛水(たんすい)を始めた。

 コハクチョウが飛来しだしたのは昨季から。昨年3月初旬に初めて4羽を確認した。今季も1月18日に7羽が飛来。7羽の中には幼鳥もおり、1時間ほど仲良く餌をついばんでいたという。

 石津さんは「完全無農薬自然栽培の水田には餌となる生き物が多い。コハクチョウはそのことをよく知っているのでしょう。野鳥などが憩えば水や土の養分も増え、おいしい米が収穫できる。まさに一石二鳥です」と喜んでいる。
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2009 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved