滋賀県高島市今津町にアトリエを持つ画家武市斉孝さん(66)の作品を紹介する企画展が20日、同市安曇川町田中のギャラリー藤乃井で始まる。
武市さんは兵庫県尼崎市在住。高島市マキノ町にある海津大崎のサクラ並木に魅せられ、2003年にアトリエを設け、サクラと月を題材にした作品を手掛けている。
展示されるのは、満月のたおやかな光に照らし出されるサクラを描いた水墨画や墨彩画、日本画など計25点。にじみを生かした淡い背景に精密なタッチでサクラの花びらが描かれている。
武市さんは「神々しいサクラと円満の象徴である満月を描きたかった。優しさや気高さを感じてもらえれば」と話している。26日まで。入場無料。問い合わせは、ギャラリー藤乃井TEL・0740(32)0150。 |