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たかしま市民まつり:扇子deアート 思い思いに扇骨日本一PR
2009年9月9日
 高島市安曇川町の梅ノ子運動公園でこのほどあった「第3回たかしま市民まつり」の会場に巨大な扇子のステージが登場した。扇子の骨となる扇骨の同市での生産量は全国の9割を占める。日本一の地場産業をPRしようと、市民らに約1000本の扇子に思い思いの絵を描いてもらった。

 県扇子工業協同組合によると、高島の扇骨づくりの歴史は江戸時代にさかのぼる。市内を流れる安曇川の洪水緩和のために植えられた竹を使い、冬の農閑期の家内工業として始まった。京都で絵付けすれば「京扇子」に、江戸に渡れば「江戸扇子」になる。近年は大津絵や琵琶湖などをあしらった「近江扇子」も売り出しており、扇骨づくりをアートとして発信し、観光につなげる狙いがある。市商工会などでつくる実行委が白い紙を張った1000個の扇子を用意し、保育園やレジャー施設で協力者を募集。まつり会場でも家族が絵付けを楽しんだ。

 高島市今津町大供の太田舞さん(7)はウナギを描き、母裕三子さん(37)は「高島には絵付けが体験できるところがいっぱい。ぜひ遊びに来て」。鈴木扇子店の鈴木久人さんは「高島の技を多くの人に伝えられるように仕掛けていきたい」と話す。
毎日新聞


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