琵琶湖伝統の地引き網漁を親子で体験するイベントが5日、大津市北小松の北小松水泳場であり、引き上げた網の中で飛び跳ねる魚に、子どもたちが歓声を上げた。
市や地元漁協などが「びわ湖漁の日」と題した自然体験学習として毎年行っており、4回目。小学生ら約350人が参加した。
参加者は湖岸で2グループに分かれ、船で沖合い約100メートルまで渡した網を、両端から約30分かけて引き寄せた。アユやコイ、ギンブナなどが捕れたが、ブラックバスなどの外来魚が最も多く、琵琶湖の現状をうかがわせた。
体長約30センチのブラックバスを掲げて写真を撮っていた瀬田南小2年下村聖太君(7)は「地引き網は初めてだったけど、魚を触れて楽しかった」と胸を張った。 |