滋賀県高島市内の中央分水嶺の山歩きを紹介する「高島トレイル公式ガイドブック」をこのほど同運営協議会(前川正彦会長)が発行した。2007年秋の同トレイル開設後、初の解説本で、人気を後押ししそうだ。
同ブックは縦21センチ、横11センチ、48ページのポケットサイズ。80キロの全行程を、日帰りを想定して、12ルートに分け、説明している。1ルートに4ページを使い、登山口からルートのスタート地点に着くまでやルート案内、山、峠の説明、スノーシュー登山の説明などが書かれている。
いずれも5万分の1の地図と高低差図、景色や植物の写真を添えた。1000円。マキノ高原事務所やグリーンパーク想い出の森(朽木)などで販売している。
高島トレイルには、琵琶湖と日本海が眺望できる尾根もあり、どのルートも植生が豊か。最高峰は三国岳の959メートル。同運営協議会を通しているツアーだけで4月から12月まで2500人を超える予約があるなど人気を呼んでいる。協議会事務局の吉田正司さんは「PRの効果で増えてきた。夏の時期は暑さに気をつけ距離は短めに」と話していた。問い合わせはびわ湖高島観光協会TEL0740(22)6111。 |