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高島に米粉製造設備完成 県内パン工房など販売 地産地消目指す
2009年7月30日
 滋賀県高島市マキノ町に米粉製造設備が完成し、30日、市の関係者に披露された。8月から米粉や発芽玄米粉などの販売を始める。

 製造・販売は4月に市から指定管理を受けたリンケージファーム高島(脇坂裕行社長)が行う。米粉製造設備の土地と建物は、市が3月に発芽玄米の製造販売を行っていた第3セクター・マキノドーマから購入、2月には同ドーマからリンケージファーム高島が営業の譲渡を受けていた。

 新しい設備には、米粉と発芽玄米粉の最新鋭の製造ラインを加えた。1日500キロ、20日稼働で1カ月に10トンの米粉が生産できる。整備費は1億1000万円で、このうち、市が6500万円を負担した。

 農水省の生産製造連携事業計画に基づき、秋から、転作用の米粉加工米の高島産コシヒカリの取り扱いを順次、増やしていく。販売先は、地元の道の駅のパン工房や大津市のうどん販売業者、長浜市のイタリアンレストランなどで、地産地消をめざす。

 見学した西川喜代治市長は「高島の米のPRにつなげたい」と期待を話し、脇坂社長は「米粉に小麦グルテンを加えれば家庭でも簡単にパンができる。発芽玄米粉は乳幼児やお年寄りの流動食として食べ方をPRしていきたい」と話している。
京都新聞


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