今が旬の湖西の不動産情報掲示板
懐メロ生演奏で思い出よみがえれ! 音楽療法士、高島で11日から
2009年7月2日
 音楽療法士でびわこ学院大専任講師の岡本仁司さん(54)=高島市マキノ町沢=が高齢者向けの「懐メロおしゃべりコンサート」を11日を皮切りに12月まで同市内で毎月第2土曜に催す。会場でリクエストを募り、ピアノの生演奏で懐かしの歌謡曲やグループサウンズの曲などを披露する。「家で動きづらくなっている高齢者に来て欲しい」と呼び掛けている。

 高島市教委主催。同市から依頼され、ボランティアで引き受けた。歌詞は1番だけのため1時間半のコンサートで演奏するのは100曲を超える。知らない歌でも楽譜があれば、即座に演奏できるため、1000曲以上の譜面を用意して臨む。音楽療法は、重度の障害者やお年寄りに音楽を聞かせたり、演奏することで精神の安定と体の機能回復を図る。今回は一般のお年寄りが対象で、知っている音楽と一緒に記憶の引き出しに入っている、その人の思い出をよみがえらせる。

 岡本さんは、音楽学校で指揮法とクラリネットを専攻。県立高校の音楽講師を14年務めたあと、2年前まで同市今津町の身体障害者療護ホーム「清湖園」で介助と音楽療法を12年間行っていた。

 コンサートは7月から高島、新旭、安曇川、朽木、マキノと続き、12月の藤樹の里文化芸術会館で締めくくる。入場無料。開始は午後2時。

 岡本さんは「病院や高齢者施設の関係者にも見て欲しい。依頼があれば、出前コンサートもします」と話す。藤樹の里文化芸術会館TEL0740(32)2461。
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2009 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved