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朽木の温泉施設に鹿肉メニュー 地元の加工施設が供給
2009年7月1日
 地元で捕ったシカを使った鹿肉(ジビエ)料理を手軽に食べられるようにと、高島市朽木の温泉施設内にある「里山レストラン天空」が1日から初めてメニューに取り入れる。昨年6月から稼働を始めた地元のシカ専門の解体処理加工施設「朽木ゴールドもみじ」から鹿肉の供給を受け、地域貢献と地産地消を目指す。

 朽木の鹿肉を本格的な名産にしようと始める。メニューは鹿カツ、鹿カツカレー、鹿ハンバークの3種類で、いずれも野菜サラダと朽木産コシヒカリを一つの皿に盛ったワンプレートタイプ。値段も1000〜1300円と手ごろで一般に好まれるものに絞った。

 硬くて臭いがきついという鹿肉の悪いイメージをぬぐうため、血抜きや筋切りを行い、香辛料やフライのころもなどに工夫を凝らしながら肉の持ち味を生かした。同レストランの宮本知昭料理長(53)は「会席料理で鹿肉ステーキも出している。意見を聞き改善していきたい」と話す。

 一方、地元の朽木猟友会が運営する解体処理加工施設は、夏場の鹿肉がおいしい6月から10月の5カ月間のみ昨年は稼働した。60頭を処理し、滋賀や京都、大阪、東京のフランス料理やイタリア料理などの15、16店に計1トンを出荷した。責任者の1人、木村隆さん(64)は「10月以降は冷凍保存している。今の体制では最大100頭が限界」と話していた。高島市では年間1600頭のシカが駆除されている。
京都新聞


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