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ガチョウ:たまには外食、道路横断し“レストラン今津浜”へ
2009年6月21日
 高島市今津町の浜分沼(はまぶんぬま)のガチョウ十数羽が沼のそばを通る県道(湖周道路)を横断して、約30メートル先の琵琶湖岸・今津浜で“夕食”。約30分後、再び県道を横断して沼に“帰宅”−−。こんな様子がこのほど、夕方に見られた。

 沼から上がったガチョウ十数羽は斜面を約1メートル登り県道へ。「グウェーッ」と鳴きながら道の様子をうかがうと、高さ約15センチの縁石を乗り越えて車道へ。
 よちよち横断するガチョウの列。通りがかった車は止まって見守り、携帯電話で写真を撮るドライバーも。
 ガチョウたちは松林を抜けて草原へ達すると、草の穂先に付いている実をむしゃむしゃと食べだした。“夕食”は約30分間。おなかがいっぱいになったところで、鳴き声を張り上げて県道へ戻る。
 近付く車も気にならないのか、再び悠然と横断し、浜分沼に戻っていった。

 高島市今津支所などによると、同沼のガチョウは全部で20〜30羽。近くの水田に入り込み、苗を食べるなど食害の苦情が出たこともある。同沼は県の自然公園で、管理委託を受けた同市がネットを張っているが、完全には覆えないという。

 「環境を守るいまづの会」の松見茂会長(82)は「浜分沼のガチョウの県道横断は初めて聞く。実を食べていた草はコバンソウです」と話し、驚いていた。
毎日新聞


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