今が旬の湖西の不動産情報掲示板
高島の風景 つづれ織りに マキノの男性・初個展に30点
2009年6月6日
 つづれ織りに取り組んで40年になる滋賀県高島市マキノ町の男性が、同市安曇川町のギャラリー藤乃井で5日から、初の個展を開いている。海津の石積みや桜、橋板の風景など30点を展示。「つづれ織りで地元の風景を残していきたい」と話す。

 杣野(そまの)清史さん(59)。大手帯メーカー(京都市上京区)の子会社で20歳からつづれ織りを仕事とし、2007年9月に退職するまで15年間、中国・広東省の工場で指導した。「仕事をやめたら好きな図案で織る」と心に決め、退職後、工房を立ち上げた。

 つづれ織りは、2本の縦糸の間に染色した横糸を通し織り上げていく。横糸は最高3本をまぜ、さまざまな色合いが表現できる。金糸で湖面に輝く光も作れる。8時間作業して3センチ織るのがやっとで1作品を仕上げるのに、約半月かかるという。杣野さんは「機械織りでは感性が出せない」と話す。11日まで。ギャラリー藤乃井TEL0740(32)0150。
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2009 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved