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おふくろの味100種類以上、次代に 高島の4女性グループが冊子
2009年5月19日
 冠婚葬祭などで作られていた郷土料理の「おふくろの味」を親から子に伝えていこうと、高島市安曇川町の4つの女性グループでつくる「あどがわ女性ネットワークゆう」(奥谷喜美子代表)が冊子「わがまち安曇のおふくろの味」(A4判、72ページ)を4年がかりで編集・発行した。

 郷土料理をつくる機会が少なくなっているため、同ネットの中に「郷土料理伝承の会」をつくり40代から80代の15人が参加して取り組んだ。地元の中学、高校の郷土料理実習でも教えている。

 どんな郷土料理があるのか、研修会やアンケートを実施。中高生に人気の「あめのいお(ビワマス)飯」や「イサザ豆とエビ豆」、春祭りの定番の「焼きサバそうめん」、「イサザのじゅんじゅん」、「サバ(イカ)とネギのぬた」「塩押しナスと大豆の煮物」「麩(ふ)ぬた」など100種類以上の料理の作り方を季節別に紹介している。

 冊子も「おふくろの味」と同じようにすべて手作り。口の堅い年寄りを「持ったままあの世にいったら伝承できない」と冗談まじりに説得して聞き出した、「秘訣(ひけつ)の味」のポイントが満載されている。

 奥谷代表(65)は「保存の仕方がうまく、食べられるところはすべて料理されている。お金はかからないが、手間、暇をかけたぜいたくがある」と話している。100部発行し、関係機関に配った。
京都新聞


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