大津市北比良を流れる比良川周辺を人々の憩いの場にしようと、このほど地域住民らが「比良川の土手をきれいにする運動」を始めた。14日に住民ら11人が草刈りに汗を流した。
「昔の比良川周辺はきれいな散歩道だった」という思い出から、再び自然を楽しみながら歩いたり休んだりできる場所にしようと住民グループ「かんじる比良の会」が始めた。
最近では、比良川の土手には背丈を超える木や雑草が生い茂り、人が踏み込める状態ではなかった。
住民らは草刈り機やかまを手に、大きく育った木や彩りを添える花は残しながら、炎天下で2時間、雑草やつるを刈った。
同会の山川君江代表(56)は「ここは景色も良くて最高の場所。ともに作業をすることで住民同士の仲も深まる」。年に2回ほど作業を続ける予定で、「どれくらいかかるか分からないが、少しずつくつろげる場所を広げたい」と、人と自然が寄り添う空間を思い描いている。 |