滋賀県高島市は市役所を利用する市民が手続きの内容によって窓口を転々とすることなく、可能な限り1カ所で対応する窓口体制を7日から始めた。同市は、県内の自治体で窓口1カ所で対応するのは珍しい、としている。
いずれの窓口でも、市民はその場にとどまり、できる限り担当職員が出向き対応する。
市役所東口近くに総合受付・証明コーナーを設け、4人の職員を配置した。戸籍証明や住民票写し、印鑑登録、所得、納税などの各証明の申請・発行が1カ所で受けられる。
隣接して異動受付コーナーも設置、出生や婚姻の戸籍関係、転入・転出、国保、児童手当など異動に関する手続きができる。
保険や介護、子育て支援、税務などの届け出相談コーナーを訪れ、違う課の届け出が必要になった場合も、はじめの窓口で応対する。
先進地の福岡県大野城市の取り組みを参考に半年がかりで窓口体制の見直しを準備した。 |