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畑の棚田:酒オーナーら、田植え前に畦塗り
2009年5月11日
 ◇自然に学び、遊ぶ
 今年もおいしいお米やお酒を−−。「日本の棚田百選」に選ばれている高島市畑の「畑の棚田」で10日、棚田・酒オーナー参加者らによる畦(あぜ)塗りが行われ、好天に恵まれて県外の都市住民を中心に約200人が水田に入り、くわを手に農作業を楽しんだ。田植えは17日に予定され、約300人が参加する見込みという。

 10年目を迎えた棚田オーナーと6年目の酒オーナーには80組を超す人たちが申し込み、すっかり定着。1区画(酒は1口)3万円で、収穫米やその米で醸した酒などが受け取れる仕組みだ。

 畦塗りは、田の水が漏れ出さないように、畦に泥の壁を作る田植え前の重要な作業。地元の農家から約20人が出て「壁塗りのつもりで」などと助言した。長靴以外の参加者は裸足になって泥田へ。すねまで田につかった女性たちは「気持ちいい」「泥の感触がとてもいい」と笑顔だった。くわで泥をすくって畦にかけ、くわの背でならして塗っていった。

 18人のチームで来たという大阪市天王寺区の会社員、杉江誠司さん(43)は「今年で7年目。ここのお米がおいしくて」と常連の弁。家族連れの参加者も多く、子どもたちは泥田で遊んだり、イモリやカエルをつかまえたりしてはしゃいでいた。
毎日新聞


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