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光やわらか 石のあかり 高島の男性 110点創作、展示
2009年5月1日
 滋賀県高島市勝野の石材業を営む中村久さん(65)が創作した石の照明を集めた「石のあかり展」が自宅横の野外で催されている。日暮れになると、現代アートのオブジェから灯籠(とうろう)まで大小約110点に明かりがともる。

 中村さんは45年前から石を取り扱っている。石匠として、街づくりにも協力し、地元の町家を活用した観光施設・びれっじ2号館には石で作った大型の水車と斜めに回る水車など石の作品約20点が展示してある。

 石の照明は20年ほど前からガラスの代わりに石でできないかと手がけるようになった。光りを通す水晶体が入った御影石や大理石などをダイヤ工具で1ミリまで薄くしたりして加工、「石を通して出てくる光り、自然の美しさ」に魅了されてきた。

 初の作品展は、高さ30センチから2メートルのものが並ぶ。40−100ワットの電球や蛍光灯が内部に入る。熱によって石が膨張して割れないようにし、電球が交換できるように工夫をこらす。

 中村さんは「同じものは作らず、世界にないものを目標にしてきた。できたときに喜びがある」と話す。会期は7日ごろまで。時間は午後6−9時。駐車場もある。中村石材TEL0740(36)1481。
京都新聞


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