滋賀県教委が選定した「近江水の宝」の発表会が18日、大津市のコラボしが21であった。約100人が参加し、選ばれた「宝」の説明を通して、なじみある景色や建物が文化遺産であるとの認識を深めた。
県内の文化遺産を琵琶湖や水との関連から再評価した「近江水の宝」の選定は県教委が昨年度から始めた。
「くらす」「うやまう」「ゆきかう」「つくる」「めでる」と5つのテーマから選び、第一次選定では「琵琶湖」をはじめ、信楽焼(甲賀市)や彦根城(彦根市)など計31件が選ばれた。
発表会では、県文化財保護協会や県教委文化財保護課の職員らが写真を交えながら1件ずつ歴史や特徴などを説明した。最後に県教委文化財保護課主幹の木戸雅寿さんが「歴史を後世、未来に引き継いでいくのが使命。一つでも多くの宝を掘り起こしたい」と話した。 |