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美しい桜並木いつまでも 滋賀・高島で植樹活動
2009年4月19日
 滋賀県高島市マキノ町海津の「海津大崎の桜並木」を守ろうと、市民団体「美しいマキノ・桜守の会」が活動を始めている。「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜並木だが、すでに寿命を超えている老木が半数近くとなり、同会では「今から手を打ち、海津の桜並木の美しさを次の世代に残したい」としている。

 海津大崎の桜並木は、昭和11年に完成した県道トンネルの建設に携わった故・宗戸清七さんがソメイヨシノの植樹を始めたことがきっかけ。活動に賛同した地元住民の力もあって約600本の桜並木が完成し、毎年春になると、全国から約13万人の観光客が訪れるサクラの名所に成長した。

 しかし、このうち約300本はソメイヨシノの寿命ともいわれている樹齢60歳を超える老木であるうえ、樹木の衰えから伝染病の一種「テングス病」にも感染しているという。平成9年に結成された同会は現状調査や病気の治療などを続けてきたが、樹医の診断などもあり植え替えが必要と判断し、昨年秋から病気に強い「ジンダイアケボノ」の若木を約40本植樹。今年の春からは、桜並木に看板を設置して花見に訪れた観光客に植樹への協力を呼びかけ始めた。

 植樹後の維持管理などのために、1本1万円が必要となるが、申込者は若木に記念メッセージを記入したプレートを取り付けることができる。次回の植樹は11月で、申し込みは電子メールで8月末まで受け付けている。アドレスは、sakuramori@maia.eonet.ne.jp。
産経新聞


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