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棚田:「百選」選出を機に10年目 「オーナー」人気定着
2009年4月15日
 「日本の棚田百選」に県内で唯一選ばれた高島市の「畑の棚田」で稲作を体験する「棚田・酒オーナー」の今年度の受け付けが締め切られ、申し込みをした人は県外を中心に計81組に達した。

 この取り組みは「百選」を機に始まり、棚田」は今年度で10年目、「酒」は6年目。順調にファンを増やし、定着した。「棚田オーナー」は、年額3万円で1区画(100平方メートル)の“持ち主”となり、収穫した米約40キロと畑地区の特産品が受け取れる。「酒オーナー」は同1口3万円で、収穫米を地元の蔵で醸した純米吟醸酒(750ミリリットル瓶10本)と特産品を受け取る。

 オーナーの資格は農作業に興味・関心があればよく、「おまかせコース」なら田植えと稲刈りだけ参加すればOK。「こだわりコース」は、加えて畦(あぜ)塗りと草刈りに参加できる。「超こだわりコース」では、担当農家と連絡を取り合い、一緒に農作業に従事できる。「酒オーナー」も田植え、稲刈りなどが体験でき、さらに酒蔵見学や新酒の試飲会に参加できる。

 高島市役所高島支所によると、申し込みは京阪神を中心に圧倒的に県外の都市住民が多く、遠くは静岡県、東京都の人も。近年は棚田の田植えを被写体にする写真愛好家も多く、昨年は田植えに参加するオーナー約300人、カメラマン約200人の人出で大にぎわいしたという。今年の田植えは5月17日に予定されている。
毎日新聞


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