大津市は1日、京滋の自治体で初の「中核市」に移行した。市役所(御陵町)で記念式典が行われ、同市と滋賀県の関係者が都市として新たなステージに立つ節目を祝った。
式典には、目片信市長と嘉田由紀子知事、市議や同市選出の県議ら約250人が出席。目片市長は「責務の重大さに身の引き締まる思い。市民がゆとりと豊かさを実感できる社会の実現に向け、志を高く掲げたい」と決意を述べた。
嘉田知事は「『中核市』の誇りを持ち、権限移譲にとどまらない、まちづくりの大きなうねりを生み出すことを期待したい」とエールを送り、くす玉を割って、門出を祝った。
中核市は人口30万人以上の都市で、都道府県、政令指定都市に次ぐ権限を持つ。同市には、県から保健所業務や産業廃棄物処理施設の許認可など、計1910項目の事務事業が移された。 |