高島市内を延びる中央分水嶺(れい)の尾根を山歩きする高島トレイル(同運営協議会主催)が3年目を迎え人気だ。昨年は4万3900人の入り込み客があり軌道に乗った。今春からは宿泊トレッキングも始まり、山岳ガイド付きの日帰りトレッキングは昨秋からキャンセル待ちが出るほど好評だ。
高島トレイルは同市のマキノ町、今津町、朽木にかけての約80キロの尾根を歩く。トイレ不足や環境保全など課題もあるが、2007年秋から少しずつ整備が進められている。
昨春からは全コースを10数カ所に分け、年間を通して日帰りで踏破するツアーを始めた。当初定員30人に10人も満たないときもあったが秋からはキャンセル待ちになった。
今春は出足も良く、マキノ町での1回目(4月19日、寒風−黒河峠)、2回目(5月17日、黒河峠−愛発越)ともすでに20人を超える申し込みがある。9月27日の6回目まで受け付けている。最寄りのJR駅集合で参加費はバス代や弁当代などを含め5900円。
ガイドも務める同運営協議会の前川正彦会長(52)は「マキノの山からは日本海と琵琶湖が眺望でき、今津、朽木はブナ林や古道の歴史などが人気だ」と話している。問い合わせは、びわ湖高島観光協会TEL0740(22)6111。火曜休み。 |