滋賀県高島市の街づくりに協力している成安造形大(大津市)は27日、学生らが制作した地元の昔話を絵にした扇面画やお年寄りからの聞き取りで描いた「思い出カルタ」など55点を同市などに引き渡した。
引き渡し式は同市勝野の市役所高島支所で行った。同大学は2007年12月に高島市と「地域連携にかかる協定書」を締結すると共に、市社協の事業にも協力している。
制作は昨年10月から同大学の学生15人らが行った。市には扇面画、人権条例PRパンフレット用イラスト、彫刻家で同大学非常勤講師の松村晃泰さん(34)が手がけマキノ高原に設置された「恋人の聖地・モニュメント」を、市社協には「思い出カルタ」をそれぞれ渡した。
カルタを描いた1年小谷愛美さん(19)=大津市雄琴2丁目=は「服装、風景を考察し昔を思い出して懐かしんでもらえるように気をつけた」と話していた。 |