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高島・湖周道路の桜並木守ろう 住民の会、ボランティア募る
2009年3月6日
 高島市新旭町の湖周道路沿いの桜並木を守ろうと、住民が「トンボとその仲間たち」(大石幸夫代表、63人)と名付けた会を立ち上げ、手入れに取り組んでいる。9日には、桜守のボランティアを募って、テングス病にかかった枝の除去などを行う。

 桜並木は約6キロにわたって655本のソメイヨシノが植わっている。旧新旭町が1990年に国のふるさと創生事業のうち約1500万円を使って、サクラの新名所になればと整備した。県道だが、合併後、桜並木は市の管理になった。土壌が悪く、風も強いうえ、手入れ不足もあって5年ほど前から弱っている木が目立ち、枝が変形して花が咲かなくなるテングス病も多数発生していた。

 「トンボとその仲間たち」は、市民が気軽に集まり、楽しめる会を目指して昨年6月に結成した。桜を守る取り組みで市の市民活動支援事業の補助金も認められた。

 10月には、育生調査を行い、655本すべてのカルテと番号札を作成、枯死した4本を除き、半数がテングス病にかかり、2割近くの樹勢が劣と診断された。12月には、会員30人と市職員5人が、樹木医の指導を受けながら、テングス病の枝の切り取りや肥料をやった。2トントラック8台分の枝を切ったが、まだ、210本が手付かずのため、9日午前9時と午後1時からの2回。作業を行う。いずれもしんあさひ風車村に集合。雨天順延。

 大石代表(64)は「桜を守りながら人のつながりを広めたい」と話し、4月12日には、花見の会も予定している。問い合わせは大石代表TEL0740(25)5848。
京都新聞


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