西川茉利奈さんが凱旋公演　高島出身のバイオリニスト

西川茉利奈さんが凱旋公演　高島出身のバイオリニスト

2009年2月11日

　滋賀県高島市出身で東京芸大大学院在籍中のバイオリニスト西川茉利奈さん(24)が３月７日午後２時から、ふるさと高島市のガリバーホールで、演奏仲間と共に凱旋（がいせん）公演「室内楽の醍醐味」を開く。

　西川さんは４歳からバイオリンを始め、東京芸大では、滋賀出身のバイオリニスト玉井菜採さんに師事。同大学オーケストラのメンバーとして国内外で演奏し、昨年はびわ湖ホールで大阪センチュリー交響楽団と共演した。今年４月、京都コンサートホールで開かれる小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクト?にも参加する。

　今回の公演では「弦の魅力をたっぷり紹介したい」と、普段から弦楽四重奏を組む機会の多い村津瑠紀さん（バイオリン）ら５人と共演。ふるさとへの思いを託して、チャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」を演奏するほか、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第１番やハイドンの弦楽四重奏曲などを披露する。

　西川さんは今春、大学院の修士課程を修了し、演奏家の道を目指す。「東京へ出てから１０年間の総まとめのつもりで、地元の皆さんの前でしっかり演奏したい」と話している。一般２５００円（前売券２０００円）。高校生以下１５００円。ガリバーホールＴＥＬ０７４０(36)０２１９。

京都新聞

HOME