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高島の発酵食品 売り出せ 商工会に「倶楽部」発足
2009年2月8日
 高島市商工会に「たかしま発酵食品倶楽部」が昨秋誕生。発酵食品の宝庫である市内でまず地産地消を広める活動を始めた。14日には1回目の発見ワークショップで、しょうゆ醸造所の工房見学や料理教室を催す。

 市内には、ふなずしを製造販売する老舗や5つの造り酒屋、県内で唯一の酢醸造所、2カ所のしょうゆ醸造所などがあり、発酵文化を伝え、支える業種が集中している。しかし、コンビニなどでパックの食品を買い求める人が増え、みそやしょうゆなどを使って料理を作る人が減りだしている。このため、高島の発酵食品と少し時間をかければ健康で豊かな料理が作れることを知ってもらう目的で昨年8月に研究会を立ち上げた。11月から商工会会員から同倶楽部への参加者を募っている。

 現在、参加事業所はパンやジャム、和洋菓子なども含め発酵食品を生産、販売している20数社に上っている。今後、事業所見学会や料理教室を開催しながら高島の発酵食品を内外に紹介する取り組みを進める。市民の関心は高く、1回目のワークショップはすぐに定員に達した。2回目は3月21日に酢醸造やふなずしの生産現場を見学、料理教室は、ちらしずしだ。

 同倶楽部委員長で吉田酒造専務の吉田肇さん(48)は「消費者が発酵食品を知り、使ってもらえるように、小さなことから始め、大きく育てたい。ワークショップで反省点を検証し、来年度、再来年度にどう盛り上げていくか考えたい」と話す。
京都新聞


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