守山市今浜町の琵琶湖岸に植えられている早咲きの菜の花「カンザキハナナ」の開花が遅れている。種まきの遅れと天候不順が原因だが、冠雪した対岸の比良山系をバックに写真が撮れるため、写真愛好者らの人気スポットになっており、市観光物産協会などには、開花時期を尋ねる電話が相次いでいる。
湖岸の第一なぎさ公園の4000平方メートルに、守山市から管理委託を受けた市シルバー人材センターが毎年植栽している。
通常は1月中旬から下旬が見ごろだが、同センターによると、同じ場所で夏に育てているヒマワリの開花が遅れたため、カンザキハナナの種まきが約2週間遅くなった。日照不足の影響も加わって、開花が遅れているという。
公園には開花を期待していた写真愛好家らが訪れ、「比良に雪があるうちに撮りたい」と心配する人も。同センターは「天気のいい日が続いたので来週には咲き始め、見ごろは1カ月遅れの2月中旬か下旬になるのでは」と見ている。 |